特別セミナー報告(2017年7月8日) 「移動と人権:入国管理収容問題を人権の立場から問いなおす」

Mobility and Human Rights: Interrogating Immigration Detention

高村先生
高村先生 McGill University

早稲田大学国際教養学部の11号館にて、無国籍ネットワーク及びマギル大学国際開発学研究所との共同で「移動と人権:入国管理収容問題を人権の立場から問い直す」と題し、特別企画セミナーを行った。本セミナーの趣旨としては、入国管理収容をめぐる諸問題、とりわけ入管収容制度の実態、法的保護から排除された外国人収容者の状況、そして収容が解かれた後も国家の厳しい監視下に置かれた仮放免者の方々の状況について、入管収容に詳しい方々にお話を伺うということにあった。今回、お話をしてくださったのは、 難民の入管収容、強制退去など外国人の人権問題について長年取り組んでいらっしゃるマイルストーン総合法律事務所の児玉晃一弁護士、外国人収容問題や仮放免者の支援に積極的に取組んでおられる市民団体「BOND 外国人労働者・難民とともに歩む会」の事務局のメンバーである工藤貴史氏、そして「仮放免者の会」の会員であり過去2回収容経験を持つA氏の3名である。なおこのセミナーの開催にあたってはトヨタ財団からの研究助成金の一部を使用した。

 

児玉先生
児玉先生

最初の話者である児玉晃一弁護士からは、大きな法的枠組みとしての入管収容制度及びその法的矛盾点についてご説明いただいた。日本の入管収容制度においては退去強制事由に該当すると判断された外国人に対しては、人道的な配慮が必要なケースを問わず、すべて収容するという全件収容主義という立場をとる。このため 例えば難民性の非常に高い場合であっても長期的収容を強いられる。児玉弁護士によれば現在の入管収容制度のあり方そのものが、「在留資格を持たない外国人の人権は認めない」という日本の入管法の姿勢を示すものであり、この考え方は基本的人権の保障を規定した日本国憲法に反する。児玉弁護士は、外国人の人権について本来絶対的な優位性を持つ憲法の人権規定ではなく、むしろ入管法が事実上優先されていることを指摘されていたが、これは入管収容制度そのものの法的矛盾点を端的に示すといえよう。また児玉弁護士からは 入管収容制度の国際比較という視点から、収容者の人権を大きく配慮したイギリスの入管収容施設の様子をご報告いただき、日英の外国人の人権配慮の大きな違いが浮き彫りとなった。最後に児玉弁護士が、収容という強制的な身体拘束について「個人の生命を奪うことに次ぐ重要な人権侵害」であると位置付けた東京地方裁判所の藤山裁判長の言葉を引用されたのが非常に印象深かった。

 

工藤さん
工藤さん

二番目の話者である工藤貴史氏からは、支援者側の立場から実際の入管収容施設に於ける収容者の日常、及び収容を解かれた後も仮放免者として困難な法的地位に置かれた方々の状況について、大変具体的な報告をしていただいた。まず入管収容施設、特に東日本入国管理センター(通称「牛久入管」)における日常的人権侵害の状況について様々な点が指摘された。主な問題としては、収容者の身体の移動の自由が極端に制限されている点、長い収容を強いられ精神的ストレスから体調を崩す収容者が非常に多いという点、それにもかかわらず収容施設内での医療体制が整っておらず、体調の異常を訴えても医師に診てもらえない、十分な治療が施されないという医療ネグレクトの現状があげられた。今年の3月に東日本入国管理センターで発生したベトナム人収容者の死亡事件は、まさに入管収容施設に蔓延する医療ネグレクトが原因であったと指摘されている。また収容問題と密接に関わる点としてあげられたのが、仮放免者の状況である。仮放免とは一時的に収容が解かれる状況を示すが、常に移動の自由が制限され、しかも就労の権利も、健康保険もないため、収容が解かれた後も、人としてごく当たり前の生活ができない。また仮放免者は頻繁に(一ヶ月あるいは二ヶ月に一度)品川の東京入管に出頭し、仮放免を更新することが義務付けられている。ここ数年では特に仮放免者に対する入管の規制管理が厳しくなり、就労の事実や、許可なしでの都道府県間の移動を理由に再収容となる事例が増えている。工藤氏によればこうした仮放免者の数は3500名にも上るという。一般的に入管収容は、仮放免とは別の問題として捉えられるが、工藤氏の指摘するように、仮放免は収容の継続として考える姿勢が非常に重要であると考えさせられた。

最後の話者であるA氏からは、収容を実際に経験した当事者側の立場からお話を伺った。彼は収容を2度経験し、現在は仮放免者としての生活を強いられている。A氏は東日本入国管理センターでの収容経験について、入管職員による非人道的な扱いの様子を お話くださった。例えば職員からは毎日のように「お前ら日本にいる権利はない」「帰れ」と言われ、収容者に対する暴言は日常茶飯事であったという。また収容者が身体に痛みや異常がある場合、医師による診断を希望することができるが、実際には2、3週間待つことが多く、しかも医師が処方してくれるのは簡単な痛み止めだけであったという。つまり収容者は通常の患者としての取り扱いを医師から受けることはない。これは工藤氏が指摘する医療ネグレクトの典型的な事例であり、収容者は人ではなく、国から排除するべき対象として扱われていることがわかる。A氏の場合は、持病の問題だけでなく、2度にわたる長期収容によって精神的ストレスが悪化し、仮放免中の現在は、収容をきっかけに悪化した病気と闘う毎日であるという。このように収容中の医療ネグレクトだけでなく、長期収容による精神的なストレスによって、身体や心の病を悪化させるケースが非常に多く見られるということも入管収容問題を考える上で忘れてはならない点である。また仮放免中の身では健康保険がないため、収容中に悪化した病気を治療することがままならない。A氏の場合、収容所内で持病が悪化し、仮放免になった後に手術をする状況までに至ったが、健康保険もないため、多額の借金を抱えることになったという。 仮放免者は働くことも、自由に移動することもできず、健康保険もない状況に置かれ、 病気の治療を受けたくとも病院に行くこともできない。A氏は仮放免中の現在の身について、生きる権利が否定され、いつまた収容され強制退去になるか分からないという「グレーゾーン」を生きているという。この「グレーゾーン」という言葉は、生きる権利を否定された当事者から発せられるからこそ、その重みを実感することができるのだと感じた。

このような収容者及び仮放免者の「生存権の否定」の問題については、会場の参加者からもご意見をいただいた。在留資格を持たない外国人に医療サービスを提供している北関東医療相談会の理事長である長澤氏及び事務局の加藤氏が本セミナーに来てくださったが、長澤氏は、質疑応答の中で、 オーバーステイとなった外国人や仮放免者には基本的な「生存権」がないという状況を医療支援者側の立場からお話くださった。特に印象深いケースとしてあげてくださったのは、仮放免中に売春をすることで生計を立てていたあるアフリカ系の女性の事例であった。この女性は妊娠したことがわかり、産婦人科での診断を求めたが、在留資格がなく健康保険もないこと、父親が誰であるかわからないことなどを理由に、医師の診断そのものを拒否されたという。長澤氏はこのような在留資格のない外国人が基本的な医療を受けられないという状況について「法が人を守るのではなく、法が人を弾いている」と述べておられた。収容者や仮放免者など当事者の実際の経験から明らかになることは、児玉弁護士が指摘されたように、国家が入管法の下に、在留資格のない外国人の基本的生存権を否定することのできる制度を作り出したということである。 無国籍ネットワーク代表の陳教授が「一体、我々はどこに助けを求めればよいのか」と述べておられたが、これは、在留資格のない外国人の人権を認めずむしろ排除するような法制度と長年闘ってこられた支援者側の率直な言葉であるといえよう。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERAなお、本セミナーにはご参加いただけなかったが、15年以上にわたり、毎週のように東関東入国管理センターの収容者を訪問し、支援を行なっている方々を紹介したい。牛久入管収容所問題を考える会の田中喜美子氏、そして牛久友の会の代表のマイケル・コールマン神父である。田中氏は、つくば市でカフェを経営する傍ら、毎週水曜日の定休日を利用して、20年近く収容所の訪問を続け、また収容が解かれた仮放免者の方々、とりわけクルド人コミュニティの支援も行なっている。一方、コールマン神父は今年で84歳になるが、北関東医療相談会の加藤氏とともに、収容所の毎週の訪問、差し入れ活動を続けている。在留資格のない人々の人権が制度的に否定される状況において、こうした地道な人道的活動されている様々な支援者の姿を通して、人権の重みを学ぶことができるのではないかと感じた。

今回のセミナーは無国籍ネットワークの連続セミナーの一環でもあったが、陳教授が指摘するように無国籍の方々の入管収容問題及び仮放免の問題は、帰る国、保護する国家がないという点からも非常に複雑となることも忘れてはならない。最後の点として取り上げておきたいのは、入管収容問題は、日本だけの問題ではなく、これは国際的な視点から考えていかねばならないという点であり、児玉弁護士が指摘されたような比較の観点をもっと取り入れることが必要である。国連の世界人権宣言の第3条では、法的地位にかかわらずいかなる人々にも平等に生きる権利、自由の権利、安全が保障される権利が与えられるべきであると明言されている。民主主義であるはずの日本ではこうした基本的権利が必ずしもすべての人々に平等に与えられていない。本セミナーで議論の焦点となったのは在留資格のない方々の「生存権」の問題をいかに改善していくことができるのかという点であったが、生存権が否定された人々の存在、そしてそれが法によって当たり前のことになっていることの「非人道性」をより積極的に社会に問いかけていく場を創り出すことの重要性を感じた。

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2017年7月8日 無国籍ネットワーク・トークイベント: 特別企画セミナー「移動と人権:入国管理収容問題を人権の立場から問いなおす」 及び 連続セミナー第2回「スリランカ・タミルの悲劇、いまだ終わらず」

無国籍ネットワークからイベントのご案内です。

7月8日に

特別企画セミナー「移動と人権:入国管理収容問題を人権の立場から問いなおす」

連続セミナー第2回「スリランカ・タミルの悲劇、いまだ終わらず」チワンさんの語り

が開催されます。

セミナー後は懇親会も催されます。

みなさま、奮ってご参加ください。

 

特別企画セミナー 「移動と人権:入国管理収容問題を人権の立場から問いなおす」

特別企画セミナー2特別企画セミナー1

【日時】2017年7月8日(土) 11:00~13:00

【会場】早稲田大学 11号館817教室

【費用】無料 要予約

アクセスマップ>>https://goo.gl/maps/APSkFS6Wz7t

 

連続セミナー 日本にくらすアジアの少数民族~マイノリティを通して国籍を考える~

 

無国籍ネットワーク-チラシおもて-2第2回「スリランカ・タミルの悲劇、いまだ終わらず」チワンさんの語り

【日時】2017年7月8日(土) 15:00~17:00

【会場】早稲田大学 11号館817教室

【費用】無料  要予約

アクセスマップ>>https://goo.gl/maps/APSkFS6Wz7t

 

 

 

 

※本会のあと、ひきつづき懇親会があります(飲食費実費2000円~3000円ほど)。要予約

ぜひ、ご参加ください。

会場:NONG INLAY(ノングインレイ)
[http://nong-inlay.com/]

 

連続セミナーについて

無国籍ネットワーク-チラシうら-1アジアでは、たくさんの少数民族が国家のなかに組み込まれ、多民族国家として成立しています。少数民族に国籍をあたえられないことがり、かりに国籍を有していても二級市民あつかいです。日本にも、それらの少数民族がくらしています。ほとんどが難民として日本にのがれていますが、日本政府は難民として認めていません。本国と同様、日本においてもまた彼/彼女らに居場所はなく、少数派あるいは婿国籍者としていきていかざるをえません。とはいっても、逆境をバネにした力強い姿が、彼/彼女らのなかにみいだされます。連続セミナーでは、本国と日本での経験を話していただきます。少数派の語りをとおして、国籍や民族について考えさせられると同時に、日本社会の一断面や彼/彼女らの活力をもとらえられるでしょう。みなさんの参加をおまちしております。

 

※ご参加される方は無国籍ネットワークに メールでご連絡ください。

また、7月1日までにご連絡いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

連絡先:officer[at]stateless-network.com ([at]を@に変えて送信してください。)

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参加をご希望の方は以下の( )に◯を記入して、ご連絡ください。(複数選択可)

特別企画セミナー「移動と人権:入国管理収容問題を人権の立場から問いなおす」に参加( )

連続セミナー第2回「スリランカ・タミルの悲劇、いまだ終わらず」チワンさんの語りに参加( )

懇親会に参加( )

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アウン・ティンさんの語り 文責:山村淳平    

5月27日におこなわれた連続セミナー第1回「ビルマ・ロヒンギャのゆくえ」において、アウン・ティンさんがかたられた内容をここにまとめます。

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― ビルマでは、どのような暮らしをしていましたか。

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わたしは、1968年のアラカン州モンドーにうまれました。6人兄弟の4番目です。父は警察管でした。当時ロヒンギャは、軍人にも、警察管にも、採用されていました。学校ではサッカー、バレーボールなどで一緒にあそんだりしていましたし、仏教のお祭りやムスリムのお祭りなどでは、おたがいに行き来していました。民族の差別は感じませんでした。

20歳(1988年)の時、おおきな事件がおきました。民主化運動です。わたしはそれに参加し、デモをおこなっているところを警察につかまりました。保釈されましたが、実家にすんでいると、警察や軍隊につかまる恐れがあるので、田舎の親戚や、学校(空いている教室がある)などを転々としました。

その後ヤンゴン市で民主化活動にふかくかかわるようになったので、かなり危険でした。そこで、パスポートをつくってもらい、ビルマを出国し、タイとマレーシアを経由して、、サウジアラビアに住むようになりました。

サウジアラビアのお店ではたらいていていても、民主化活動のおもいはつよくありました。たまたま在日ビルマ人協会(民主化活動の団体)のニュースレターを読み、日本ゆきをつよく希望しました。すぐに日本大使館で3か月の観光ビザをもらい、92年日本にきました。

― 来日後、どのように過ごされましたか。

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茨城県のロヒンギャ系バングラデシ人のお世話になり、導線をつくる工場でアルバイト生活するようになりました。毎日日本語の勉強をしていると、日本人の同僚も親切に仕事や日本語をおしえてくれました。在日ビルマ人協会にパスポートのビザ切れや難民申請を相談したところ、「難民申請すれば、入管(入国管理局)につかまり危険」といわれました。

その後埼玉県大宮市にうつり、塗装やクレーン作業のアルバイトをするようになりました。難民申請していないので、オーバーステイ(非正規滞在)の状態がつづいていました。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

94年、ロヒンギャの存在をしってもらうため、在日ビルマロヒンギャ協会を仲間7人ともに設立しました。おなじ年に住んでいたアパートに入管と警察がやってきて、つかまってしまい、入管に収容されました(1回目の収容)。

収容は8~10人部屋でした。食べ物がまずくて、たいへんでした。強制送還されるかもしれず、毎日がこわかったです。

収容中に入管職員から「あなたは、難民申請できる」といわれました。そこで、難民申請の書類を1時間でかきあげ、提出したところ、仮放免(一時的な開放)されました。

その後も、政治活動やアルバイトなどはつづけていました。はたらいていた会社が大宮市から群馬県館林市にうつったので、住所も、在日ビルマロヒンギャ協会も、大宮市から館林市に転居しました。ところが、ふたたび収容されました(2回目の収容)。

仮放免された後、01年(33歳)に在留特別許可(在留資格)があたえられました。来日して10年目でした。

― 在留特別許可を取得後、どうなされましたか。

01年、ビルマの親がきめたロヒンギャ女性と結婚しました。再入国許可書でタイに行き、彼女もビルマ・タイ国境をこえ、タイ・メーソット町のモスクで結婚しました。妻はヤンゴンにもどり、パスポートをつくってもらい、日本大使館に扶養ビザ申請し、来日しました。

前につとめていた会社では、設計やデザインなどを担当していました。その技術を活かし、06年に中古車販売業にたずさわるようになりました。会社名はアル・フセインインターナショナルトレーディングです。

07年に永住権をとり、15年に日本人国籍となりました。日本名は水野保世です。

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― 日本国籍を取得したのは、どうしてですか。

 

現在、妻と3人の子ども(中学2年生 中学1年生 小学6年生)と暮らしています。

最初の子どもがうまれたとき、出生届けを館林市役所にとどけました。「日本国籍にしたい」と希望したら、「ダメだ」といわれました。「それでは、無国籍にしたい」とつたえると、「それもダメ」でした。しかたなく「ミャンマー」国籍にしました。

さいしょのうちは、日本国籍取得はまったくかんがえませんでした。日本で永住権をとって、ミャンマーでパスポート(市民権)をとればよい、とおもっていたのです。

でも、ビルマで2012年におきたロヒンギャにたいするはげしい迫害に衝撃をうけました。子どもが日本でうまれ、平和であることの大切さをかんじています。子どもが無国籍であることに、不利益をこうむるのではないかと心配でたまりませんでした。それで、日本国籍をとることを決心したのです。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

日本国籍であっても、「日本のため」、「ミャンマーのため」、そして「ロヒンギャのために」つくせばよい。そのようにおもっています。

15年、家族と一緒にビルマに一時帰国しました。入国時にヤンゴン国際空港で入管職員は日本のパスポートをうたがっていて、かなり緊張しました。入管でも税関でも、ビルマ語ではなく、英語でやりとりしました。生まれそだったアラカン州は危険なので、滞在はヤンゴンだけにしました。

ドバイやタイなどほかの国にいくと、出入国時にみんな不思議がります。「ほんとうはどこの国ですか」よくきかれます。ビルマでは、出国する際に入管職員から「ミャンマーよりいいだろう」といわれました。

― 館林市のロヒンギャやモスクについておしえてください。

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館林市近辺には約250人のロヒンギャがくらしています。家族連れのロヒンギャ、10代の子どももいます。子どもの日本語教育は、学校でおしえてもらっています。しかも中学校では、ムスリム用にお祈りの部屋をもうけています。

さいしょ、毎週金曜日に羽生市や館林市の公民館の部屋をかりて、お祈りをしていました。夜のお祈りは、初代在日ビルマロヒンギャ協会長の自宅でした。つぎに館林の

一軒家を月に2~3万円で借りていました。

00年に寄付をあつめて、現在の一軒家を買いました。年間数百万円の維持費やイマームへの手当がかかっています。ロヒンギャから毎月1000円を徴収し、それにあてています。不足分はラマダーンなどで寄付をつのっています。

― 今後は。

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在日ビルマロヒンギャ協会は、難民申請者の非収容/非送還、バングラデシュのロヒンギャへの支援、第三国定住の受けいれにかんして、日本政府にはたらきかけています。

世界中にロヒンギャは数百万人います。ビルマ・アラカン、サウジアラビア、バングラデシュ、マレーシアなどです。

彼/彼女らのほとんどが、無国籍状態です。わたしは、オーストラリアに住むロヒンギャ、タイの難民キャンプでのロヒンギャと連絡をとりあっています。その国で生活するのであれば、その国のルールをかならずまもる点を彼/彼女らにつたえています。それは、ロヒンギャがその国で生きていくための唯一の方法だからです。

2017年5月27日 無国籍ネットワーク・トークイベント: 連続セミナー 第一回 「ビルマ・ロヒンギャのゆくえ」

日本にくらすアジアの少数民族 ~マイノリティをとおして国籍をかんがえる~

第一回 「ビルマ・ロヒンギャのゆくえ」アウン・ティンさんの語り

無国籍ネットワーク-チラシおもて-1今年は連続セミナーという形で4回に分けてトークイベントを開催することになりました。そして、第一回を5月の27日に開催します。無国籍の方に自分のライフストーリーについて語ってもらい、特に日本で無国籍者として生きることについて皆さんと一緒に考えたいと思います。

 

【日時】2017年5月27日(土) 15:00~17:00 無料

【会場】早稲田大学 11号館604教室

アクセスマップ>> https://goo.gl/maps/APSkFS6Wz7t

 

参加する方は無国籍ネットワークに メールでご連絡ください。

また、懇親会も行う予定ですが参加できる人数も限られていますので、懇親会への参加を希望する方はイベント開催より1週間前まで(20日まで)にご連絡ください。

 

連続セミナーについて

無国籍ネットワーク-チラシうら-1

アジアでは、たくさんの少数民族が国家のなかに組み込まれ、多民族国家として成立しています。少数民族に国籍をあたえられないことがり、かりに国籍を有していても二級市民あつかいです。日本にも、それらの少数民族がくらしています。

 

ほとんどが難民として日本にのがれていますが、日本政府は難民として認めていません。本国と同様、日本においてもまた彼/彼女らに居場所はなく、少数派あるいは婿国籍者としていきていかざるをえません。とはいっても、逆境をバネにした力強い姿が、彼/彼女らのなかにみいだされます。

 

連続セミナーでは、本国と日本での経験を話していただきます。少数派の語りをとおして、国籍や民族について考えさせられると同時に、日本社会の一断面や彼/彼女らお活力をもとらえられるでしょう。みなさんの参加をおまちしております。

 

【リマインダー】2017年3月12日  無国籍ネットワーク・トークイベント(すてねとカフェ)@横浜

みなさま

 

いよいよ、3月12日のトークイベントが近づいてまいりました!

奮ってご参加くださいますよう、お願いいたします。

当日の概要は、以下の通りです。

 

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無国籍ネットワーク・トークイベント(すてねとカフェ)@横浜

 

日時:3月12日(日) 午後2:00 ~4:00 ( 1:30受付開始)

会場:華都飯店 横浜中華街 地久門すぐ横

http://www.kato-hanten.com/

タイトル:「自然人、あるいは個人としての無国籍者の視座から」

講演者:丁章(チョンヂャン)氏

講演概要:「事実上の無国籍である「朝鮮」籍を保持する者として、その当事者の想いを証言する」

※丁章氏プロフィール:

詩人、無国籍ネットワーク運営委員 1968年、京都市にて出生。在日コリアン3世 大阪外国語大学(現・大阪大学外国語学部)Ⅱ部中国語学科卒業 現在、東大阪市在住。喫茶美術館館長、和寧文化社代表。

〈著書〉

詩集『民族と人間とサラム』(新幹社 1998年)

詩集『マウムソリ――心の声』(新幹社 2001年)

詩集『闊歩する在日』(新幹社 2004年)

散文集『サラムの在りか』(新幹社 2009年)

詩集『詩碑』(新幹社)は2016年12月新たに出版された。 その他共著多数

参加費:1000円(1ドリンク付)要予約

本会のあと、ひきつづき懇親会(合評会)があります(飲食費実費5000円~6000円ほど)。

懇親会では、丁章さんがコラム「日本国「再入国許可書」と私」を寄稿された 『パスポート学』(北海道出版会、2016年11月出版)の執筆者との懇親会、合評会、出版祝賀会も行われます。ぜひ、ご参加ください。

 

無国籍について疑問に思うことや質問したいこと、誰かに聞いてもらいたいことなど、無国籍ネットワークの交流会「すてねとカフェ」に集まって、皆で思う存分語り合いませんか? 無国籍の方も有国籍の方も、ぜひお集まりください!

※ ご参加くださる方は、3月8日(水)までに下記までご連絡いただきたく、よろしくお願い申し上げます。

連絡先:officer[at]stateless-network.com ([at]を@に変えて送信してください)

無国籍ネットワーク・トークイベント(すてねとカフェ)@横浜 運営委員

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参加をご希望の方は以下の( )に◯を記入して、ご返信ください。

本会と懇親会の両方参加(   )

本会のみ参加(   )

懇親会のみ参加(   )

【ラジオ番組出演のお知らせ】2017年3月3日(金)20:00 – 21:50 J-WAVE「JAM THE WORLD」

2017年3月3日(金)、J-WAVE(東京のFMラジオ局)の「JAM THE WORLD」という番組に代表の陳天璽が出演し、無国籍問題から「国籍」や「アイデンティティ」についてお話しさせていただきます。

是非、ご視聴ください。

 

 

番組概要・・・

放送局   J-WAVE (81.3MHz)

番組名   「JAM THE WORLD」

放送時間   2017年3月3日(金) 午後8:00~9:50

(陳の出演は午後8時55分から約30分の予定です。生放送。)

ナビゲーター 青木理(ジャーナリスト)

番組HP・・・http://www.j-wave.co.jp/original/jamtheworld/

【イベントレポート】2017年2月19日 LUSH ×  無国籍ネットワーク コラボイベント

2月19日に化粧品・バス用品で有名なLUSHさんとコラボイベントが行われました。

無国籍ネットワーク及びユースのメンバーが交代で店頭に立ち、無国籍問題を知ってもらうための啓発活動を行いました。

当日は、小さい子どもから大人まで、多くの方が私たちのブースを訪れてくれました。

 

レポート用写真2

無国籍問題を知ってもらうための簡単なクイズとパネルを使ったアンケートも行いました。

立ち止まって、私たちのイベントに参加してくれる方がいるか不安でしたが、当日は様々な方が話を聞いてくださり、無国籍について興味を持ってくれました。
アンケートのパネルには合計約40枚ものシールが張られました。これだけの数の方に参加してもらえて、とてもうれしいです!

レポート用 写真

 

LUSHアトレ川崎店の皆様には本当にお世話になりました。準備期間からイベント当日まで親切なサポートをしてくださいました。

本当に、本当に、ありがとうございました!!!

 

無国籍ネットワーク 運営委員

鈴木崇仁

 

リマインダー LUSH × 無国籍ネットワーク コラボイベント

バレンタインに愛や義理の贈り物を配ったあなたも、もらったあなたも、ホワイトデーのお返しに悩んでいるあなたも、あの石鹸で有名なLUSHのアトレ川崎店で、恋人が無国籍だったら?というクイズに答えて、あなたの幸せな時間を5分だけ、世界の無国籍者とシェアしませんか?219日限定販売のチャリティーポットのハンドボディクリームも販売され、収益の一部は無国籍者支援に使われます。川崎近郊のみなさま、是非お立ち寄りください。無国籍ネットワークのメンバーも、午後1時から午後5時まで店頭でみなさまにお会いするのを楽しみにお待ちしております。尚、この活動はLUSH の暖かいご協力により実施されます。

無国籍ネットワークウェブサイト:http://statelessnetwork.sakura.ne.jp/wp/

LUSHウェブサイト:https://jn.lush.com/

【イベントのご案内】2017年2月19日 LUSH ×  無国籍ネットワーク コラボイベント

LUSH × 無国籍ネットワーク コラボイベント

日時:2月19日(日)午後1:00~午後5:00

場所:川崎アトレ内LUSH(1階)アクセス

 

この度、あの石鹸で有名なLUSHと無国籍ネットワークのコラボイベントが実現しました!!!

 

当日は、無国籍ネットワークの名前が入った限定グッズも販売される予定です。

 

みなさま、ぜひお越しください。

 

無国籍ネットワーク 運営委員

鈴木 崇仁

 

 

2017年 第5回若手難民研究者奨励賞のお知らせ

無国籍ネットワークに研究者奨励賞の公募のお知らせが届いています。

この奨励賞は、無国籍研究者も対象だそうです。

以下に、研究者奨励賞の公募の詳細を張り付けます。

よろしくお願いします。

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真如育英会・真如苑主催 難民研究フォーラム共催

2017年 第5回若手難民研究者奨励賞 応募要領

 

1.奨励賞の趣旨

近年、日本における難民政策や制度は、第三国定住やシリア難民の受け入れをはじめとしていくつかの変化を遂げている一方、難民に関する研究者の広がりは発展途上であり、特に難民研究に取り組む若手研究者の人数は環境の制限もあり、いまだ限定的です。このような状況をかんがみ、難民研究に関するすべての分野にかかわる独創的かつ先駆的研究を支援したいと考え、また新しい発想で複数領域にまたがる研究が生まれることにも期待して本奨励賞を実施します。

 

2.奨励賞の目的

難民研究を志す若手研究者の有望な研究を奨励し成果の発表機会を提供することで、難民研究者の育成に寄与します。

難民研究を志すものであれば分野および対象地域は限定しません。

※ 難民研究とは、難民・無国籍問題及び強制移住等の研究を指します。

 

3.奨励賞の概要

(1) 応募資格

イ.原則として、一つのテーマとして独立した個人研究(但し、少人数グループによる共同研究も含む)を対象とします。

ロ.完全公募制であり各研究者は自由に応募頂けますが、日本在住者を優先します。また成果論文は、難民研究フォーラム機関誌『難民研究ジャーナル』への掲載を想定しているため、日本語での作成とします。

ハ.国籍、所属、学歴、居住地、年齢などは不問です。

※「若手研究者」については、申請者の経歴等を勘案して総合的に判断します。

ニ.本申請の研究内容が、応募者の所属する団体・組織等から資金を受けている場合は対象外となります。

ホ.同一年の奨励賞に同一人物・グループが複数応募することは出来ません。

ヘ.本年より新規要件として、本奨励賞を過去に受賞した者も再度申請することができるものとします。ただし審査は別途に行い、より厳しい審査で合否を決定します。

 

(2) 奨励金額

総額  120 万円  申請1件につき30万円を上限とします。

※但し、過去の受賞者の上限は20万円とします。

 

(3) 奨励金の使途

特に指定はありません。

※但し、応募者が所属する団体・組織等の間接経費や一般管理費等は奨励賞の対象になりません。

 

(4) 奨励期間

2018年4月末日(論文提出時迄)とします。

 

(5) 追加書類の提出と選考協力

所定の申込書に加え、これまでの研究業績がわかる書類等(研究業績の一覧表やコピー等)がありましたら、選考の参考といたしますので申込書と一緒にご提出ください。ただし、著作物等の添付については、抄録を3点まで、そのうち1点のみ全文を提出できるものとします。

また、申込書の提出後に、事務局から更に詳しい書類等の提出をお願いすること等があります。

 

(6) 奨励決定後の義務・条件

イ.研究の経過・完了報告については、一般公開についての同意をお願いします。

ロ. 奨励賞授賞式を2017年6月中旬?7月下旬に予定しています(東京都内にて開催予定)。

受賞式には受賞者ご本人にご出席頂きます(交通費一部補助/規定に基づく)。

ハ.成果報告として、研究テーマに基づいた論文(20,000字)を日本語で作成して提出頂きます(提出期限2018年4月末日)。

また、本フォーラム査読を経て再考/再提出をお願いすることがあります。成果論文は『難民研究ジャーナル』執筆要項に沿って作成してください。

ニ.特に優秀な成果論文については、難民研究フォーラムの機関誌『難民研究ジャーナル』への全文あるいは抄録掲載を依頼することがあります。

ただし、本ジャーナルへの掲載を強制するものではありませんので、成果論文を他の媒体で発表したい場合は、事務局にご相談ください。

ホ.他の論文・報告等に本奨励賞の研究を活用される場合には、本奨励賞を受けた旨を掲載、提示してください。

ヘ.奨励金は奨励賞受賞式の翌月までに全額振り込まれます。ただし、上記論文の提出がない場合には返納を求めます。

 

4.応募締切

2017年3月31日(金)(当日消印有効)

 

5.選考方法・結果通知等

(1) 選考方法

選考は、難民研究フォーラム事務局が選定する本フォーラム委嘱の委員からなる選考委員会において慎重に審議した上、2017年4月下旬から5月下旬に開催を予定している若手研究者奨励事業審議会を経て正式に決定いたします。奨励賞申込の内容によっては、適宜専門委員を委嘱します。

 

(2) 結果通知等

イ.受賞者への決定通知は6月上旬に予定しております。

ロ.結果は決定後直ちに書面にて通知します。なお、奨励賞決定者の一覧(氏名、研究テーマ)および授賞式の写真は本フォーラムウェブサイト上に掲載します。

ハ.採否の理由についてのご照会には回答いたしかねますのでご了承下さい。

 

6.個人情報取扱いについて

(1) 個人情報は原則として利用目的の範囲内で、かつ業務遂行上必要な限度内で利用致します。

(2) 法令等の定める場合を除き、事前に本人の同意を得ることなく個人情報を第三者に提供致しません。

 

7.申請書類のダウンロード

下記の難民研究フォーラムホームページからダウンロードください。

 

8.主催・共催

主催:真如育英会・真如苑  共催:難民研究フォーラム

 

9.応募・お問い合わせ先(選考責任、申込書提出先)

〒160-0004 東京都新宿区四谷1-7-10 第三鹿倉ビル6階 難民支援協会気付

難民研究フォーラム 若手難民研究者奨励事業係 お問い合わせ先:info@refugeestudies.jp

TEL: 03-5379-6001   FAX:03-5379-6002    Website: http://www.refugeestudies.jp/

 

以上

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難民研究フォーラム
http://www.refugeestudies.jp/
事務局:難民支援協会内
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-7-10 第三鹿倉ビル6階
TEL:03-5379-6001 FAX:03-5379-6002
info@refugeestudies.jp
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